暖かいノエルになりました。
今日は毎日朝から晩まで頑張ってくれている璃子ちゃんの話。
うちに来た頃の22歳の彼女はといいますと、ゼラチンを使ったこともない、米を鍋で炊いたこともない子でした。
レストランのデセール・・・そいつは一体何者でしょう?!状態で採用されました。(^^;
初めにお願いしたプティフルは家庭の味。笑
桃で美味しいデザート作ってみて~と言ったら3、4ヶ月かかる。旬終わります。笑
そんな中私が考えた璃子ちゃんレストランパーソン化計画は、
時間があればとにかくレストランへ連れてゆこう!
人の思考や価値観を変えるには、口で厳しく教えても変わりません。
実際に目で見て鼻で嗅ぐ、舌で触って喉で感じて、消化器で感動を味わう。
それが必要だと私は思います。
また、彼女の反応もいちいち嬉しくて。(^ ^)わあああ~!これは何ですか?!凄いです!美味しいです!!
見るもの口に入れるもの全て、生まれて初めて、そんな感じでした。
そうして彼女なりの
「レストランのデセール」
というものを体得していったのです。
最近になり私は、一年半経った彼女にマカロンを焼いて欲しいとお願いしました。マカロンは、お家であればレシピを忠実に実行し、室温湿度、オーブンの温度を間違えなければ、それなりのものはできます。
けれどもそれがお店のスチームコンベクションオーブンとなるとそう上手くはいきません。
湿度の高い厨房内は乾燥の時間もやたらかかります。
それを、彼女は遂に成功させたのです。
レシピに忠実に、研究に研究を重ねて失敗に失敗を重ね・・・悔しかったと思います。
私も よしっ!と思ってオーブンに入れたケークサレが何故だか膨らまなかった日には悔しくて悔しくて、夢でも焼き続けてますから。^^;
オーブンの中で、マカロンのピエが出来るのを見ながら璃子ちゃんが、
「ゆうさん!!見てください!やったやったー!」
人の成長している姿はキラキラしていて凄くかっこいい。笑顔が明るくて太陽みたいな璃子ちゃんは、私達に欠かすことのできない存在です。
今年のクリスマスデセールは、そんな彼女の成長の証です。
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